宝石の専門用語まとめ|初心者でもすぐわかる宝石の基礎ガイド

「これよく見るけど結局どういう意味?」

宝石について調べていると、そういう専門用語がたくさん出てきますよね。

でも、こういう基本の言葉を知っておくだけで、色石の見え方ってけっこう変わるんです。

宝石商を目指している人はもちろん、宝石が好きなだけの人でも、知っておくと便利なことばかり。
ここでは、色石や希少石を扱ううえでよく使われる基礎用語を、シンプルにまとめました。

ぜひ、最後までご覧ください✨

目次

宝石の基本用語

宝石箱(ジュエリー長谷川のHOUSE GEM ATTENDER)

宝石の価値を判断するためには、まず基本用語を理解することが大切です。

宝石にはそれぞれ鉱物分類があり、石種ごとに希少性や評価基準が異なります。
重さや色、透明度も価値に直結するため、基礎知識は必須です。

用語意味色石でのポイント
宝石の種類ルビー、サファイア、エメラルドなどの鉱物分類石種ごとに希少性や色の評価が異なる
カラット宝石の重さ(1カラット = 0.2g)大きさと価値に直結
カラー宝石の色石種ごとに評価基準が異なる(例:サファイア=濃青、ルビー=鮮赤)
クラリティ透明度や内包物石種によって価値への影響は異なる(例:エメラルドは内包物があっても価値が高い場合あり)

⚠️ 注意:4C(Carat・Color・Clarity・Cut)は ダイヤモンド専用の評価基準 です。
    色石には適用されません。

色石の価値は、石種ごとに「色の濃さ」「透明度」「内包物の位置や量」で決まります。
例えばサファイアは濃い青色が最も高価ですが、
内包物が多少あっても価値が大きく下がることは少ないです。
宝石商はこの違いを理解し、お客様に適切に説明できることが求められます。

カット・形状に関する用語

ブリリアンス(ジュエリー長谷川のHOUSE GEM ATTENDER)

宝石をより美しく見せるためのカットや形状の用語も重要です。
色石の場合、カットは価値の主軸ではありませんが、光の見え方や美しさに影響するため、
接客での説明に役立ちます。

用語意味色石での価値との関係
ファセット研磨面の一部光の反射や見た目に影響
テーブル / クラウン / パビリオンカット面の名称見た目や光の美しさに関係
ブリリアンス / シンチレーション / 火彩(ファイア)光の反射やきらめき石の見た目を美しく見せる
ラウンド / オーバル / ペアシェイプカット形状の種類デザインや装着感に影響

色石はダイヤモンドのように「完璧なカット」が価値に直結するわけではありません。
しかし、光の反射や輝きは見た目の印象を左右します。
例えばオーバルカットのルビーは指を長く見せる効果があり、ジュエリーとしての魅力を高めます。
こうした特徴をお客様に説明できると、販売時の信頼につながります。

価値や品質を測る専門用語

宝石の産地(ジュエリー長谷川のHOUSE GEM ATTENDER)

宝石の品質や価値を判断する専門用語は、販売や接客で必須です。
色石ごとに基準が異なるため、石種ごとの特徴も理解しておきましょう。

用語意味色石でのポイント
内包物(インクルージョン)宝石内部の天然の痕跡石種によって価値への影響は異なる
蛍光性(フルオレスセンス)紫外線で光る性質見た目や評価の補助に
多色性(プレオクロイズム)見る角度で色が変わる性質タンザナイトやアレキサンドライトなど
処理・合成表示加熱処理や人工石の有無販売時に明確に伝える必要あり
産地・希少性宝石の産地情報コロンビア産エメラルド、モンタナ産サファイアなどで価値が変わる

例えば、エメラルドは内包物が多くても、その産地の希少性が高い場合は価値が維持されます。
多色性のあるアレキサンドライトは、光の下で色が変わることが魅力の一つです。
また、加熱処理や合成石の有無は、必ずお客様に伝える必要があります。
宝石商はこのような特徴を理解し、正しく説明できることが信頼につながります。

接客・販売で役立つ実務用語

宝石鑑別書(ジュエリー長谷川のHOUSE GEM ATTENDER)

接客や販売の場面で知っておきたい用語も整理しておきましょう。
正確な知識を持つことで、お客様の安心感や信頼度が大きく向上します。

用語意味ポイント
ジュエリーリフォーム / オーダーメイド石やデザインを再利用・カスタムお客様の希望に合わせた提案が可能
鑑別書(ジェムレポート)宝石の種類・処理・特徴を証明信頼性向上に必須
指輪サイズ / 石座 / セッティング石を安全に留める方法や装着感販売・制作で必須知識
ブランド・産地宝石の価値や希少性に直結地域特有の石やブランド名も把握

ジュエリーリフォームやオーダーメイドは、古い石や形を新しく活かす際に用いられます。
鑑別書は宝石の正確な情報を証明する書類で、信頼性を高める重要なツールです。
指輪サイズやセッティングの知識も、お客様に安全で美しいジュエリーを提供するために必要です。
ブランドや産地を理解しておくことで、販売時に説得力のある説明が可能になります。

まとめ

✔︎宝石商として知っておきたい用語は、石の価値・特徴・接客に直結する知識

✔︎色石では、価値の中心は「色・透明度・希少性」

✔︎4Cはダイヤモンド専用で、色石には適用されない

✔︎用語を理解してお客様に説明できることが、販売や接客での信頼につながる

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この記事を書いた人

ハウスジェムアテンダー 広報担当。
大手アパレル企業や外資系アクセサリーブランドで広報を経験し、PR会社での活動を経て2025年7月より現職。

現在は宝石・ジュエリー分野における広報戦略やイベント企画、SNS発信を中心に担当し、「宝石の価値を正しく伝える」ことを使命としています。

3歳と5歳の子育てをしながらキャリアを重ね、日々多くの方に宝石の魅力を届けるために取り組んでいます。

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